天国への扉をたたく者たち

天国への扉

天国への扉("Knockin' on Heaven's Door")はボブ・ディランが映画「ビリー・ザ・キッド/21才の生涯」のために書き下ろした楽曲です。ボブ・ディラン自身もこの映画にエイリアス役として出演しており、楽曲は英国アカデミー賞の作曲賞にノミネートされました。映画「ヘブンズ・ドア」ではアンジェラ・アキさんがこの曲をカバーし唄っています。また「ヘブンズ・ドア」の原案となった映画「Knockin' on Heaven's Door」はこの曲から発想を得て作られた映画です。シングルとしてリリースされたのは1973年ですが、様々なアーティストがカバーしたり、映画の主題歌として使われるなど、現代でも多くの人に親しまれている曲です。2004年には「ローリング・ストーン誌」が選んだ「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」で190位にランクされました。

映画好きの方必見!

天国への扉

  • 作詞・作曲・・・ボブ・ディラン
  • プロデュース・・・Gerald McCartan
  • 時間・・・2分29秒
  • リリース・・・アメリカ・1973年9月、日本・1973年9月
  • チャート最高順位・・・12位(アメリカ)

収録アルバム

スタジオ録音

  • 1973年「ビリー・ザ・キッド」
  • 1978年「傑作」
  • 1985年「バイオグラフ」
  • 1994年「グレーテスト・ヒット第3集」
  • 2000年「エッセンシャル・ボブ・ディラン」
  • 2007年「DYLAN」

ライブ録音

  • 1974年「偉大なる復活」(ザ・バンドとの共演)
  • 1978年「武道館」(日本公演)
  • 1989年「ディラン&ザ・デッド」(グレイトフル・デットとの共演)
  • 1993年「30~トリビュート・コンサート」(30周年記念コンサートで出演者全員との共演)
  • 1995年「MTVアンプラグド」(スタジオ・ライブ)
  • 2001年「ボブ・ディラン・ライブ!1961-2000」
  • 2002年「ローリング・サンダー・レヴュー」(1975年、マサチューセッツ州でのライブ)

歌詞

「天国への扉」はサム・ペキンパー監督の西部劇映画「ビリー・ザ・キッド/21才の生涯」のサウンドトラックの楽曲として書かれました。歌詞は西部開拓時代のガンマンの死に行く際の心境を歌っています。保安官の象徴とも言える「バッジ」と「銃」を、もう自分は使えないから埋めてくれと母親に語り掛け、「だんだん暗くなってきた」「天国のドアをたたいている気分だ」と続きます。この歌詞はガンマンの死としてでなく、若い少年が死に直面したときに母親の顔を思い出す様を連想させるため、普遍的な「死」をテーマにした楽曲として、今も歌い継がれています。ディランのライブでは歌詞を変えて歌うことが多く、「Knock, knock, knockin' on heaven's door」を4回繰り返すリフレインの箇所は特にアレンジされることが多くなっています。1986年の「True Confession Tour」以降はこの部分を三回繰り返した後に、「Just like so many times before」と歌うようになりました。

カバー

エリック・クラプトン

エリック・クラプトンは1975年にシングルとしてこの曲のカバー曲をリリースしました。アルバム「ベスト・オブ・エリック・クラプトン」にも収録され、イギリスのチャートでは38位を記録しました。1977年4月に行なわれたロンドンでのライブ演奏が、アルバム「アンソロジー2:ライヴ・イン・セヴンティーズ」に収録されています。1989年には映画「リーサル・ウェポン2/炎の約束」のサウンドトラックとして、クラプトンとデヴィッド・サンボーンがバック演奏を担当し、ランディ・クロフォードが歌って新バージョンを録音しました。後にシングルとしてリリースされています。

ガンズ・アンド・ローゼズ

ガンズ・アンド・ローゼズは1987年からライブで演奏するようになり、1990年に映画「デイズ・オブ・サンダー」のサウンドトラックとしてスタジオ録音しました。この楽曲は1991年のアルバム「ユーズ・ユア・イリュージョンⅡ」に収録され、アルバムからの第2シングルとしてリリースされ、全英シングル・チャートの2位を記録しました。また1992年の「フレディ・マーキュリー追悼コンサート」で演奏した音源が、アルバム「ライヴ・エラ’87~’93」に収録されています。

ダンブレン・トリビュート

1996年3月、英国スコットランド・ダンブレン市にある小学校が1人の男に襲撃され、16人の子供と先生1人が殺されるという悲劇が起きました。ダンブレン出身のミュージシャン、テッド・クリストファーは、この事件の悲しみが忘れられてしまわないよう、ディランの了承のもとで新たな歌詞を加え、被害者の兄弟姉妹のコーラス、マーク・ノップラーのギターでカバー・バージョンを録音しました。この音源はシングルとして12月9日にリリースされ、全英シングル・チャート1位を記録しています。この曲の収益金は子供たちのためにチャリティとして寄付されたそうです。

その他海外でのカバー

  • グレイトフル・デッド
  • ボン・ジョヴィ
  • アヴリル・ラヴィーン
  • エアロスミス
  • アレサ・フランクリン
  • ジュディ・モワット
  • ピンク・フロイド
  • ランディ・クロフォード
  • U2
  • ブライアン・フェリー
  • アラーム
  • テレヴィジョン
  • マーク・ノップラー
  • ブルース・スプリングスティーン
  • ベイビーフェイス
  • ロジャー・ウォーターズ
  • ボブ・マーリー
  • ドリー・パートン
  • レニングラード・カウボーイズ
  • バーズ
  • ボー・ジョック
  • ウォーレン・ジヴォン

日本人のカバー

  • KUWATA BAND
  • SION
  • アンジェラ・アキ
  • 石川セリ
  • 上田正樹
  • 遠藤ミチロウ
  • 近藤房之助
  • 村上“ポンタ”秀一

主題歌・挿入歌として使われた作品

  • 1973年「ビリー・ザ・キッド/21才の生涯」(ボブ・ディラン)
  • 1978年「Renaldo & Clara」(ボブ・ディラン&ロジャー・マッギン)
  • 1989年「リーサル・ウェポン2/炎の約束」(ランディ・クロフォード、エリック・クラプトン、デヴィッド・サンボーン)
  • 1990年「デイズ・オブ・サンダー」(ガンズ・アンド・ローゼズ)
  • 1991年「Rush」(ボブ・ディラン)
  • 1997年「キャメロット・ガーデンの少女」(ボブ・ディラン)
  • 1997年「Ahava Asura (aka The Dybbuk of the Holy Apple Field)」(ロジャー・ウォーターズ)
  • 1997年「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」(Selig)
  • 2004年「僕の彼女を紹介します」(Youme)
  • 2005年「Be Cool/ビー・クール」(ボブ・ディラン)
  • 2005年「Las Vegas(エピソード45、"Letters, Lawyers and Loose Women")」(ボブ・ディラン)
  • 2005年「シックス・フィート・アンダー(エピソード60、"All Alone")」(ボブ・ディラン)
  • 2006年「ER緊急救命室 (エピソード260、"Darfur")」(Scoob Serious)
  • 2006年「サルバドールの朝」(ボブ・ディラン)
  • 2007年「アイム・ノット・ゼア」(Antony & the Johnsons)
  • 2007年「スーパーナチュラル(エピソード35、"Houses of the Holy")」(ボブ・ディラン)
  • 2007年「Big Love(エピソード2-08、"Kingdom Come")」(ボブ・ディラン)
  • 2008年「マイネーム・イズ・アール (シーズン3エピソード15、"I Won't Die with a Little Help from My Friends: Part 2")」(ボブ・ディラン)
  • 2009年「ヘブンズ・ドア」(アンジェラ・アキ)
長瀬が好きすぎて生きるのが楽しい!

名曲中の名曲

ボブ・ディランは「風に吹かれて」しか知らなかったんですが、ドイツ映画の「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」を観てこの曲を知り、映画のストーリーとも相まってすごくいい曲だなと思いました。ボブ・ディランてすごく昔の人というイメージがあって、まだご存命なことにびっくりしてしまいました。無知ですみません・・・。そもそも「風に吹かれて」も日本の映画で使われていて知ったくらいなので、これを機会にちゃんとボブ・ディランを聞いてみようと思います。ボブ・ディランの曲ってしょっちゅう映画や小説にでてきますよね。「ディランもこういってる」などの台詞で歌詞が引用されたりして。でも曲を知らないからいまいちイメージしにくいんです。映画好きとしてこれではダメですね。きちんとお勉強します!でも本当に「天国への扉」はいい曲です。歌詞がシンプルで分かりやすいしメロディーも覚えやすくて、ボブ・ディランの曲全般に言えることだと思いますが、鼻歌で歌えたらかっこいいですよね!ドライブしながら歌いたい歌です。